業務用厨房事故について
ここ数年、業務用厨房事故が増加の傾向にあります。
業務用厨房での事故発生は従業員だけでなく 第三者(お客さま)にも被害を与える可能性が高く、徹底した保安意識の向上が求められています。
ガス漏えい
未点火、誤開放、立ち消えによるもので、とくに業務用厨房機器には一般家庭用とは異なり、立ち消え安全装置が付いてないものが多く注意が必要です。
一酸化炭素(CO)中毒
換気扇をまわさない、給気口をふさぐなど、給排気不良により有毒なCOが発生し、意識不明や死亡に至る場合があります。業務用では燃焼量が大きくかつ長時間使用するため、使用時の換気確認が必要です。
換気をしていますか、使うたびに確かめて
換気扇・換気装置の作動を必ず確認!
換気を忘れずに
ガス機器をお使いになるときは、必ず換気扇を回すか、換気装置を動かして、換気してください。ガスが燃焼するには、新鮮な空気(酸素)が必要です。空気が不足すると不完全燃焼を起こして、一酸化炭素中毒の原因になります。うっかり換気を忘れると、一酸化炭素による中毒や死亡事故につながる場合があります。
業務用換気センサー(換気警報器)・ガス漏れ警報器の設置をお勧めします
「不完全燃焼」や「ガス漏れ」をランプと警報音でお知らせします。
有効期限(業務用換気センサー(換気警報器)は3年、ガス漏れ警報器は5年)がきたらお取り替えが必要です。
従業員が10名以上いる料理飲食店・旅館・ホテルでは、「LPガス保安連絡担当者」を選任し、もよりの当社事業所までご連絡ください。
ガス臭いと感じたら、その時の対応は!
1.火気は絶対使用しないでください
- 着火源となる裸火、換気扇、電気などのスイッチにも絶対手を触れないでください。
- 電気のスイッチは切る時にも火花がでます。切ることもしないでください。
2.戸や窓を大きくあけてガスを外に追い出し、すべての器具栓、ガス栓を閉めて
LPガスは空気より重いため、低いところに溜まったガスにもご注意ください。
ガスメータバルブか容器バルブは必ず閉めてください。
ガスメータバルブの位置がわからない時は、あらかじめ当社・もよりの営業所・出張所に確認してください。
3.ガス漏れの状況をすぐに連絡してください
緊急時の連絡先は、あらかじめ当社・もよりの営業所・出張所に確認してください。
(緊急時の連絡先は、24時間で対応しています。)
ガスが突然止まったら
LPガスの流れや圧力などに異常があると、ガスメータが自動的にガスをしゃ断し、原因が表示されます。
復帰の方法
ガス利用の再開は、次のような手順で行ってください。
- かならず「緊急時の連絡先」か「当社・もよりの営業所・出張所」に連絡し指示にしたがってください。
- 異常がなければ、マイコンメータを復帰することができます。
- 復帰しない場合は、復帰を繰り返さず当社・もよりの営業所・出張所の点検を受けてください。
地震・火災・洪水が起きたら
器具栓、ガス栓、ガスメータバルブ及び容器バルブを閉めてください。
災害後にLPガスを使用する時は、当社・もよりの営業所・出張所に連絡し点検を受けてから使用してください。
災害後は当社・もよりの営業所・出張所が順次点検を行います。連絡が取れない場合でも点検を受けるまで使用しないでください。
こんなときはすぐに連絡を!
当社・もよりの営業所・出張所に、すぐ点検を依頼してください。